2018/01/05 21:17

シカゴ公演を終えて。

2018年を迎え改めて新春のお喜びを申し上げます。
また旧年中は広島ウインドオーケストラに多大なるご支援を賜り誠にありがとうございました。
おかげをもちまして当団も2017年を無事締めくくり、新たな年を迎えることとなりました。

特にシカゴ壮行公演定期演奏会、アメリカ・ミッドウエストクリニック公演では応援メッセージ、ご協賛、ふるさとドネーションシート、
クラウドファンディング、ご寄付等、様々な面で当団を厚くサポート頂き団員一同、今一度心より感謝申し上げます。
メンバー一同無事公演を終え帰国しましたことをご報告申し上げます。
つきましては簡略ではございますがシカゴ公演の模様をお伝えさせて頂きます。

『ミッド・ウエスト・クリニック』は毎年12月中旬に開催される世界最大規模の音楽教育カンファレンスで、昨年の開催期間は12月20日~23日。当団は最終23日の単独ファイナルコンサートに出演いたしました。
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<会場のマコーミックプレイスは北米最大のコンベンション・センター>


今回第71回目の開催を迎えるこの音楽祭は、世界の30を超える国からおよそ17,000人が参加する大カンファレンスで、4日間で延べ50以上のコンサート、100を超える公開講座、約350の企業や団体の展示・販売が行われました。
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<会場にて朝7:30よりセッティング、9:30よりゲネプロを行いました>


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<ゲネプロ前に主催のクレイン会長より歓迎のご挨拶を頂き、広島市からお預かりした千羽鶴や今回のグッズ(オタフクソース)を贈りました>


この度の開催は例年より1週間遅れての開催となり、当団の公演は12月23日の土曜日(クリスマス休暇中)であったことで集客が心配される中2,000席ある会場は、1,500名を超えるお客様で熱気に包まれました。
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<受付では広島市からお預かりした折り鶴、そして私たちで作った折り鶴をご来場者にプレゼントしました>

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<前半は昨年73歳で亡くなった D.マスランカ氏への追悼の意を込めた『マザーアース』、そして日本吹奏楽界を代表する兼田敏氏の『組曲』等を演奏>


コンサート会場は残響が少ないものの非常に乾燥していたため、ステージ上では奏者相互の音が聴こえやすく、しかも各々の音色が際立つという効果も加わり広い会場ではありましたが大変集中して演奏することができました。海外ならではの経験であったと思います。
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<4曲目、R.ジョージ氏の『ワイルド・グース』終了後、突然歓声とスタンディングオーベイションが巻き起こりました>


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メインプログラム、R.ジェイガー氏の『交響曲第1番』を演奏後、再びスタンディングオーベイションを頂きアンコールを。
主催のクレイン会長は「貴方達がこのまま演奏を続けたなら観客は誰も帰らなかっただろう」と仰られていました。
終演後、下野監督は多くの関係者、作曲家や指導者に囲まれ長時間お話しや写真撮影等を行なってらっしゃいました。
スケジュールの都合上、期間中他のクリニックには参加できませんでしたが、数時間イベント会場やブースを見学した中で、アメリカ吹奏楽の歴史、音楽的な見識の広さを垣間見、ミッドウエストクリニックが71年間築き上げてきた情熱を感じることができました。
今回皆様に支えて頂き実現した初の海外公演。
私たちが経験し感じ得たものは、言葉ではとても表すことのできない想像以上の素晴らしいものでした。

2018年、広島ウインドオーケストラは結成25周年を迎えます。
この体験を広島の地より次回、また次世代へ繋げ、そして何より私たち自身が更なる精進を重ね皆様にお届けしたいと思います。

今後とも広島ウインドオーケストラへの応援を何卒お願い申し上げます。


下野竜也・広島ウインドオーケストラ一同 2018.1.4.


追伸:不定期ではありますがメンバーそれぞれがシカゴ公演に対し、思いをFacebook  Twitter 等でご紹介していくつもりです。
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