2018/12/14 13:43
結成25周年記念公演 終了報告
結成25周年記念公演の東京及び広島公演を、盛況のうちに無事に終演いたしました。
ご来場くださいましたお客さま、公演にあたりご尽力いただきました皆さまへ、厚く御礼申し上げます。
【東京公演】
11月29日(木)19:00~東京芸術劇場
【第50回定期演奏会】
12月2日(日)15:00~JMSアステールプラザ
指揮/下野竜也 ユーフォニアム/外囿祥一郎
大胡恵:少しずつ訪れた悲しみは、いつの間にか去っていっただろうか?(2017)[初演]
長生淳:ユーフォニアム協奏曲《天涯の庭》(1998)(solo 外囿祥一郎)
西村朗:秘儀Ⅶ《不死鳥》(2018)[HWO結成25周年記念委嘱作品・初演]
高昌帥:ウインドオーケストラのためのマインドスケープ(2005)
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2018年11月29日『東京芸術劇場presentsブラスウィーク2018』の一環として記念東京公演を開催致しました。
プログラム全ての作曲家の方にもご来場いただけました。心より感謝申し上げます。
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大胡恵氏の『少しずつ訪れた悲しみは、いつの間にか去っていっただろうか?』では東京芸術劇場と広島のリハーサル会場とでは全く違う色彩を体感しました。
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長生淳氏のユーフォニアム協奏曲《天涯の庭》は、ソリスト外囿祥一郎氏の卓越された表現力と超絶技巧、そしてパワーに圧倒されました。
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第二部始めの西村朗氏と、当団プログラミングアドヴァイザー国塩哲紀によるHWO結成25周年記念委嘱作品 秘儀Ⅶ《不死鳥》のプレトークの模様です。
話題が脱線するなどトークに会場が湧きました。
話題が脱線するなどトークに会場が湧きました。
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『マインドスケープ』終了後、喝采の中登壇くださった高昌帥氏。この後『イリュージョン』・『アルヴァマー序曲』をアンコールとして公演を締めくくりました。
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続いて、2018年12月2日『アステールプラザ 芸術劇場シリーズ』として広島公演を開催いたしました。
会場にはふるさとドネーションシート招待での中高生のみなさまにも多くご来場いただきました。
いつもの会場の地元公演は「ホーム」ならではの空気感があり、演奏だけに集中することができました。
会場にはふるさとドネーションシート招待での中高生のみなさまにも多くご来場いただきました。
いつもの会場の地元公演は「ホーム」ならではの空気感があり、演奏だけに集中することができました。
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演奏前に行った下野音楽監督のトーク風景。
各曲に対し演奏する側からのイメージの一つとしてお話いただき、ご来場者からは音楽の受け取り方が膨らんだと好評でした。
各曲に対し演奏する側からのイメージの一つとしてお話いただき、ご来場者からは音楽の受け取り方が膨らんだと好評でした。
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ユーフォニアム協奏曲終了後、鳴り止まない拍手に予定外のソリスト・アンコールもありました。
広島公演ロビーにて
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両公演ともロビーにて全曲スコア展示を行いました。特に現代音楽はスコア表記方法も多彩なため多くの方に興味を持ってご覧いただきました。
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記念公演を終えた今、これまでの広島ウインドオーケストラへ携わってくださった全ての方に対し、25年育てていただいた感謝の気持ちで胸が一杯です。
これからも今まで通りに音楽に真摯に向き合い、精進してまいります。
今後とも、広島ウインドオーケストラへの応援を何卒お願いいたします。
2018/12/14 11:25
結成25周年記念公演 終了報
結成25周年記念公演の東京及び広島公演を、盛況のうちに無事に終演いたしました。
ご来場くださいましたお客さま、公演にあたりご尽力いただきました皆さまへ、厚く御礼申し上げます。
【東京公演】
11月29日(木)19:00~東京芸術劇場
【第50回定期演奏会】
12月2日(日)15:00~JMSアステールプラザ
指揮/下野竜也 ユーフォニアム/外囿祥一郎
大胡恵:少しずつ訪れた悲しみは、いつの間にか去っていっただろうか?(2017)[初演]
長生淳:ユーフォニアム協奏曲《天涯の庭》(1998)(solo 外囿祥一郎)
西村朗:秘儀Ⅶ《不死鳥》(2018)[HWO結成25周年記念委嘱作品・初演]
高昌帥:ウインドオーケストラのためのマインドスケープ(2005)
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2018年11月29日『東京芸術劇場presentsブラスウィーク2018』の一環に参加させていただき、素晴らしい会場で記念講演を開催することができました。
プログラム全ての作曲家の先生方にご来場いただき、心より感謝申し上げます。作曲家の先生方に聴いて頂けるという喜びは格別で、気が引き締まる思いでした。
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心地よく響く東京芸術劇場のホールによって、大胡恵先生の作品は、残響の少ない広島のリハーサル会場はとは違う色彩で私たちの耳に飛び込んできました。
観客の皆様が集中して聴いてくださっている空気が奏者に伝わり、会場との一体感を1曲目から感じられ感無量でした。
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長生淳先生の作品は、広島ウインドでもよく演奏させていただいていますが、ユーフォニアム協奏曲《天涯の庭》は中でも技術的に難しい作品でした。
でも、そんな事を感じさせてないソリストの外囿祥一郎氏の超絶技巧とパワーに、圧倒されっ放しでした。
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第二部の始めに作曲家の西村朗先生と、当団のプログラミングアドヴァイザーの国塩哲紀さんに、作品についてプレトークをしていただきました。
話題が脱線していかれるお二人のトークに会場が湧きました。
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全日本吹奏楽コンクールの自由曲でもよく演奏される高昌帥先生の作品を楽しみに聴きに来てくださったお客様も多かったことと思います。
終始緊張感を要するエネルギーの高い作品『マインドスケープ』でコンサートを締めくくりました。
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続いて、2018年11月29日『アステールプラザ 芸術劇場シリーズ』として、広島公演が開催されました。
東京公演とは異なり、会場には中高生の学生のみなさまにたくさんご来場いただき、とても和やかな雰囲気でコンサートが始まりました。
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学生のみなさまにも少しでも分かり易く現代の作品を聴いていただきたいという想いで、演奏前に下野竜也音楽監督が作品についてお話しされました。大好評いただきました。
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ユーフォニアム協奏曲では、鳴り止まない拍手に予定にはなかったソリスト・アンコールが!外囿さん、素晴らしい演奏を広島にも届けてくださりありがとうございました!
公演前、広島でのリハーサル風景。
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西村朗先生には広島でのリハ、東京公演のGPとお立会いくださり、作品への想いを全身で伝えてくださる情熱に、に団員一同魅了されました。
先生の助言で演奏解釈がより鮮明になり、短時間で大きく演奏が変化しました。
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大胡恵先生には、このツアーのリハーサル初日から、東京・広島公演、広島での打ち上げまでずっとお付き合い下さいました。
作曲家の先生が苦心され創られた作品が観客のみなさまに届くまで、我が子がこの世に生まれるかのように見守る大胡先生のお姿に、私たちも全力を尽くさずにはいられない想いでした。
広島公演ロビーにて
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両公演とも、ロビーで全曲スコアの展示をいたしました。多くの方々が熱心にご覧になっていました。
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公演を終え、これまで広島ウインドオーケストラへ携わってくださった全ての方へ、25年育てていただいた感謝の気持ちで胸が一杯です。
これからもますます音楽に真摯に向き合い、精進してまいります。
今後とも、広島ウインドオーケストラをどうぞよろしくお願いいたします。